俺的事変

2004年9月13日
 最近、くさくさとするニュースが続きます。
 腹立たしい、と言うより痛々しくて、ぐっと息が詰まる。
 でも、何も出来ないんだな。
 だから私は今日も音楽を聴くだけ。物を書くだけ。静かに誰かを動かすだけ。

 で、今日お出かけの道中、バイクに乗っていると隣に「らくがきバス」というのが止まった。
 子供たちの落書きがバス前面に施されているバスなのだけれど、これが素晴らしい。
 真っ黒に塗りつぶされた所をよく見ると、下に誰かの顔が書かれていたらしかったり、鳥のような、しかし見ようによっては馬にも見える絵に矢印があって、矢印の下部には「なにこれ?」と汚い字で書かれていたり、唐突にパワーパフガールズが書かれていたり。
 カオス。ずっと見つめていたかった。

 しかし驚いたのが、最近の子供は自分の名前をローマ字で書くのね。
 LOVEだとか、単語も並んでいたのに驚いた。
 私の子供の頃なら考えられない事だ。英語なんて、英語を話せる人が出来る言語だと思っていた(当然だけど)。

 でも、ああいう子供の絵を見ると少しだけくさくさした気持ちが和らぐ。

配色

2004年9月13日
 わかりにくい所から色をぱくる。
 サーバーを高速化しました! がヒント。
 しかし、落ち着かない……
ISBN:4048735543 単行本 小林 泰三 角川書店 2004/08/31 ¥1,680
 最強の吸血鬼カーミラが殺された。何者の仕業であるのか、吸血鬼、人間共に頭をひねる。
「誰が殺せたのか」
 疑問はそれである。
 ただ一人、吸血鬼のヨブだけは、察していた。ある存在を。


 どうなんだ!
 どうなんだ!

 描写は軽妙で、グロテスク。それに似合い、テンポも軽快で飽きない。戦闘シーンはとにかく迫力があり、また戦闘時の舞台設定が巧い。読者が燃える設定を良く知っている。
 吸血鬼、人間ともに登場人物のキャラクタが巧く立っているのも、さすが小林さんだ、と溜息が出てしまう。それぞれの力の差の表現も素晴らしい。
 理系な知識が、こんなふうに役立っているのを見ると羨ましくさえ思う。

 でも、どうなんだ!

 謎が残るのだけれど、そこは私の読書力が足りないからなのだろうか。
 ストーリーは続くのか? そこが問題である。シリーズ化するなら、大問題だ。
 はっきり言って、ファンタジーでハードカバーでシリーズ物で、小林泰三というネームバリューでは、厳しすぎる気がする。
 宮部みゆきさんの「ドリームバスター」でさえ、ごにょごにょなのに。

 これは(もしシリーズ化するなら)ノべルスで出すべきだったんじゃないかな。800円くらいで。
 しかし、角川にゃノベルスが無い事実。
 牧野修さんの「黒娘」がありなら、これも講談社ノベルスで行けば良かったのに。
 で、角川の方には、早く四・四シリーズの続編をお願いしたい。

 まあでも、2が出ても買うくらいは面白かったので、満足しています。
 ようは、四・四シリーズが読みたいのです。

-早速追記-

 小林泰三さんの公式ページ掲示板にて、ある程度ヒントを隠している、との書き込みを発見。
 シリーズでは無い模様。

 これでハードカバーをもう一冊買わずに済むと思うと、
――ちょっと残念

アルゴリズム体操

2004年9月11日
 昨日は、裂傷、火傷、打撲とさんざんな日でした。
 軍手が一瞬で焼き切れるほどの熱は素晴らしい。ねじの頭型に指が腫れてる。
 そんなになりながらもけなげに部品を打ち続ける自分に陶酔しなけりゃ、やってられません。自己陶酔と言うより、自衛策です。

 結局十日に予定していた更新は出来ず、サマリウム二話は進まず。
 なんかここ数日、ずっとカートゥーンを見ていた気がする。
 こんなんじゃだめだ! と気合いを入れ、書き出しています。

 しかし、小林泰三さんの「ネフィリム」を読み出す。
 黒いグロイ。改行が多く、ライトな書き方だなあ、と思ったら騙された。ヘビーだ。
 作品と本人のギャップが一番大きい作家さんだなあ。
 読み終わったら久々にレビュー。

 のだめ10巻はまだかな。

害虫育成

2004年9月10日
 なぜ害虫であって、昆虫ではないのか。
 いつ頃から私たちはゴキブリや蜘蛛を嫌悪するようになったのか。
 意外とあやふやでわからない。
 でも、誰かに教わったわけではない、と言う事だけははっきりとしている。
 それじゃあ「差別」のような感じかな? と思うけれど、周りが「ゴキブリ嫌い」と騒ぐ前から、ゴキブリを嫌いであった気もする。

 例えば私の家族は全員蜘蛛がそれほど苦手ではないと言う、少し変わった家である。一度、手に乗せて「蜘蛛は神様のお使いだから」と外へ逃がしてやっているのを見て、卒倒しそうになったのを覚えている。
 これが、幼稚園くらいの出来事であるから、その頃から私は蜘蛛が駄目だったのだろう。親の教育としてはむしろ「蜘蛛は良いもん」であるはずだ。
 子供的に考えれば、良いもんは限りなく良いもんであるはずなのに、どうしてだろう。

 ある人から、不潔感があるから、と言うアイディアを頂き、大いに納得する。
 コオロギは良くてもカマドウマはさわれない。カブトムシは良くてもゴキブリはいけない。
 つまり、フォルムではなく、その害虫の生活環境を考える事によって、私は害虫を害虫と認識していたわけである。

 しかし、そういった害虫が「平気な人間」もまた存在する。家の親のように。
 これはなぜだろう。

 ここで、上記のアイディアが出る前に私が立てた説を持ち込むとする。
 ゴキブリや蜘蛛を害虫であると、子供はどうやって認識したのか、と考えると、周りの微妙なそぶりである、と感じる。またはテレビか。
 声を大にして言わなくとも、子供はそれを感じ取り、無意識にゴキブリや蜘蛛を害虫であると判断する。
 つまり、環境だ。
 幼稚園の頃、親と過ごす時間と、幼稚園に居る時間、または友達と居る時間を考えると、環境としては「親の外」である時間の方が長い気がする。そう考えると、私だけが蜘蛛嫌いである理由も頷ける。
 ちなみに、親は兵庫の山に囲まれたところで幼少を過ごしていた。
 皆が、蜘蛛やゴキブリを嫌う微妙なニュアンスを感情や表情で出して、私の中でそれが増大し、さらにそいつら(害虫)にたいする知識(生活環境)を身につけ、結果「さわれもしない害虫」となったわけだ。
 これらのどれかが欠如していれば、きっとそれほど嫌いでは無かったと思う。

 さあ、やっと前ふりが終わり、書きたい事が書ける。

 同じ事が「ちんちん」にも言える。いや、総括して言えば「エロ」だ。
 どうして「エロ」を「エロ」だと幼稚園の頃から認識出来ていたのか。

 エロを良しとしない、またはエロを禁句とする雰囲気(風潮?)が世界には満ちあふれている。
 だからこそ、幼稚園児はそれを感じ取り、子供の残酷さ(?)を発揮し、あえて連呼し爆笑するのだ。
 これって、深く考えるとちょっと怖い問題だ。
 子供って、こんなふうにタブーをあえて冒している生き物である。信号は青で渡れ、と言われればちょっと赤で渡ってみたくなる。しかしここでブレーキがかかるのは「自分の命」が関わってくるから。
 もし、自分の命が掛かっておらず、それが他人を傷つけるタブー行為であるとしたら。それをずっと制御する人間が居なかったら。
 それを矯正していくのが教育というわけだ。大小はあれ、タブーをどれだけ教えられるかが、親や学校の腕の見せ所だ。

 まあ、大半嘘だけど。環境に寄る、と言うのを大げさに言いたかっただけ。というか、ちんちんが言いたかった。
 でも、時々アンダーグラウンドの世界にあるものや、狭い世界の物を表に持ってくる人がいるけれど、大人になって「ちんちん」と連呼し爆笑するのと同じくらい恥ずかしい事だと思う。
 こそこそやろう。

 でも、エロだけは大人になると少し歪な素敵物(ステキブツ)になりますね。

JEje

2004年9月8日
 鬱々とした感じが、夜を抜けても続いています。何でだ……
 溜息しか出ません。

 1・選考漏れが意外に効いている
 2・長編を今から書くと思うと気が重い
 3・私生活で悩みがある
 4・アイディアが出ない
 5・他人の日記を見ていたら、自分より頑張っている人の様子にあてられる

 やけに一つ詳細なやつがありますが、五択です。
 明日は書きます。

遅れ者の特権。

2004年9月6日
 中村一義氏のCDを購入。
 当時、好きになっていたならば発売順に買っていったのでしょうが、あえて100Sから購入。
 どんどん遡って買っていこう。毎月一枚ずつ。もしくは、我慢できずに二枚とか三枚とか。
 後から好きになった者の特権的聴き方。

 ついでに、湯具銅鑼汁(ユグドラシル一発変換)を試聴してきました。
 やっぱり、良いですね、バンプオブチキンは。シャウトが聞けるとは思えなかったけど。
 しかし、三〇〇〇円の前に敗れる。

 でも、きっちり小林泰三さんの新刊「ネフィリム」は購入。
 古川日出男さんの新刊も、また装丁が素敵で、中身も面白そうだったのだけれど、とりあえず見送り。しばらくしても初版を買えるでしょう。きっと。

 あとは、COILのベストアルバムが出てました。
 未発表曲いれるのはずるい。ベストじゃないじゃん。
 策略にはまってたまるか、と購入は見送り。COILは、アルバム一つ通して聞いた後出る溜息が素敵なのだ。

 現在「♪」
 この次、作曲に池田さんが関わっているのが気になります。あの人の曲、ファンキーウーロン茶しか聞いた事無いので、先入観がひどい。

真空管パワー

2004年9月4日
 やっすい真空管入りのマイクプリアンプを購入して嬉しい兵藤ゆきです。
 なんとなしにギターを繋げてみたら、なんかとてもいい音になった。
 真空管は暖かみのある音がする、と言う言葉が実感として頭に入ってくる。
 XLR型の端子を持っていないので、マイクは繋げず。
 給料が出たら買おう。
 残金20円。ガソリン一リットル。仕事場まで行けるのかすら不安。

 引き続き、サマリウム二話と、松本清張賞用のプロットを練る。
 まっちゃん用のは、中編を三本繋げる連作にする。って、サマリウムと構成は同じだなあ。
 にっちもさっちもいかなくなったら、最近ずっと考えている「エンターテイメントって何だろう」というのをテーマに一つプロットを組むのも良いか。
 松本清張賞自体、ミステリーではなく、エンターテイメントを募集しているし。

笛ティッシュ

2004年9月3日
 小倉ありすです、こんにちは。オークションで落札したものがまだ届きません。早急に必要だと言うのに、ふざけてやがります。
 バキュームカーを駆使して嫌がらせをしてやりたい。

 そんなこんなで、トラックに襲われました。
 三車線の道路。私は一番左側を走っていました。左手にはガードレールが歩道と車道を分けています。
 すると、少し前で、真ん中の車線を走るトラックがスピードを落としました。私がそのままのスピードでいると、トラック、私の右横で左折信号を出してきます。
 つぶされる。
 どきどきしつつ、しかしスピードを出してもトラックは追い越せないだろう、と悟り、後ろを瞬時に確認。ブレーキを弱くかけつつ(昔、かけすぎてロックし転倒した事がある)、ギアを二つ一気に落とす。エンジンブレーキがかかってタイヤがきしむ音。リアタイヤが横へ滑っていく。不思議と冷静に「轍が残っただろうなあ」と考える。
 トラックの後部が徐々に見えてきて、もう一つギアを落とし、後ろへ抜けたところで、トラックは私の前に。ギリギリ。
 怖かった。

 トラック、死角が多いからって、困ります。
 久々に脳内麻薬どっぱどっぱです。
 小倉ありすでした。

パソコン大好き!

2004年9月2日
 パソコン大好き、という雑誌に、ちいいいいいさく私の作である「ぜろになる」が載ってました。
 他人の手による紹介文に、ちょっと嬉しくなる。

 しかし、そんな事も言っておられず、松本清張賞の締め切りを忘れていました。
 とりあえず、サマリウム二話を終えたら、書き始めよう。

 あと、確か去年オール讀物の最終選考通知が来たのが9月か8月の終わり辺りだったので、今回は落選のようです。
 たぶん。
 うーん、ちょっと悔しい。自信あったんだけどなあ。

アニメ

2004年9月1日
 エヴァンゲリオン劇場板を、三度目のレンタル。見るのは四回目くらいか。
 もう、七年も前の作品なのかあ、と感慨を覚える。でも、古くない。相変わらず、量産型との戦闘シーンで鳥肌が立つ。おっ立つ。
 社会現象、などと呼ばれた頃は見向きもしなかったけれど、四年くらい前、ふと見てその文学っぽさにやられてしまった。
 オタクっぽさも含めて魅力なので、なんと言われようと知らない。
 良いものは良い。みんな汁になるのだ!

 私は、邦画とアニメ映画が大好きである。
 他は特に興味がわかなければ見ない、と言って良いほど。最近の洋画で面白かったのが「キルビル」って言うくらいですから。ベスト1は天使にラブソングをです。
 けれど、テレビアニメは好きじゃない。なんだろう、作業の行程で生まれた産物、っぽい感じが苦手。一本通って無くて、ふにゃふにゃしてる。例外はありますけどもね。
 最後に見たテレビアニメは発明BOYカニパン。嘘です。確か、マサルさん。あれは、制作者が原作を愛して止まない感じが滲み出ていて凄かった。

 映画で言えば、攻殻機動隊に、大友作品、クレヨンしんちゃんから、ジブリに今敏作品と。ディズニーも結構。
 有名どころはたいてい見てます。ほーほけきょ隣の山田君はまるで思い出せないですが。

 ジブリで言えば「耳をすませば」が一番好きなのです。立花隆が声優をやっている以外は。
 創作をしている人間にとって、この映画は清涼剤。他人と自分を比べて、焦燥を抱くという簡潔なテーマもわかりやすい。
 あのクサさもよく分からないけど、まあ許容範囲。

 で、自己満足にベスト3だ。

 1位・千年女優
 2位・東京ゴッドファーザーズ
 3位・パーフェクトブルー

 あれ……?

OooOOoooooOo

2004年8月30日
 サマリウムの二話目を地味に執筆中。
 文学力が必要になり、芥川龍之介集を読む。面白い。トロッコは、何度読んでも、なんかむずむずとして好きだなあ。

 四〇枚程度で終わらせたい。
 そして、最後のお話でバーストさせなきゃ。スパークではなく、爆ぜる感じで。
 何も考えていないけれど、斜め屋敷くらい馬鹿馬鹿しくて最高なものをやりたいなあ。

 それから、我が愛ギター「ガーネット」のお手入れ。
 太めの弦から細めの弦に変える。切れていないのに弦を換えるなんて、何かお金持ちの気分。
 ほこりを拭い、指板に何かよく分からない液体を塗ってやる。すでに一フレットがすり減ってきたのを発見。
 ねじをゴールドに取り替えたい、と作戦を練りつつ、完了。

 B氏がシンセサイザーを買い、P氏がギターを入手したので、少しベースを触る。
 一人、なぜか組んでもいないバンド名を考える。
 全員の共通点を探してみる。すると、まるで共通点がないことを発見する。
「バラバラ」というバンド名を考えてみるが、一瞬で却下。
 そこからバーバラと考えてみる。ドラゴンクエスト6が浮かぶ。
 なら「ドラクエ」はどうだ、と思うが止めておく。
 そういえば、ドラクエ2でどこで笛を吹けばいいのか迷ったなあ、と思いだし「笛」というバンド名を思いつく。
 すると、うすた京介氏が私の頭をよぎる。ぴゅーと吹くわけである。
「ジャガー」と言うバンド名はしかし止めておきたい。
 ジャガーといえば虎っぽい生き物である。サバンナなんて風だ。
「サバ」鯖。
 これだ。

 個人的にバンド名を「鯖」と命名する。

何と言う

2004年8月28日 音楽
奥田民生 Charley Drayton CD ソニーミュージックエンタテインメント 2004/08/25 ¥1,020

 奥田民生なんて、生まれて一度も真剣に聴こうと思ったことが無かったのに、この曲はすんなり入り込んで来やがった。
 ちょうど今考えていたことと重なったのもあるのだろうけれど、歌詞が良いのだ。
 世の中に存在する「言葉」を集めたら、辞書が積みあがっちゃう。しかし楽しいとき何という? 楽しいです、と言う。君に会ってなんて言う? 嬉しいですという。それで良いじゃん。言葉なんか。
 そんな歌詞。難しく考えていたことが、すんなり解けた気分だった。

 小説書いているけれど、比喩表現とか、冗長な場面描写が嫌いな原因も判明。これに共感するんだから、当然だった。
 必要な情報を、相手にどれだけ的確に送るか。その力を私は養いたい。複雑な語彙より。

 力の抜けた歌い方に、かっこうよくて小気味良いギターのリフがまた曲にあっているのだ。
 すんばらしい。

迷子ざ迷子

2004年8月28日
 本日ぴっちさんが名古屋襲来。
 とりあえず会いに行って、迷子になる。直進と右折しかしない道を、どうして間違えちゃったかなあ……
 本気の迷子は初めてでした。大きな道に出られなかったら……ぞっとします。
 直進しかしてないのに……

 そして夜、一緒に飯を食べに行く約束をしていたので向かう。
 こちらは朝、きちんと行って道を調べておいたので大丈夫だろう、と思ったら迷子。
 私の家から出発すると右折だが、夜は逆からきたので左折となるのをまったく頭に入れていなかった。柔軟性が無い。

 昔らんま1/2で度を超えた方向音痴のキャラクタがいたが、迫る勢い。
 嫌になるが、食事は楽しかった。

並立概念

2004年8月26日 音楽
森広隆 重実徹 CD ワーナーミュージック・ジャパン 2002/09/11 ¥3,059

 ファンキーだぜ! ブルースだぜ!
 いろいろな面があるくせに、うまーい具合にまとまっているアルバム。
 ハイトーンボイスは伊達じゃない音域の広さはうっとり。

 シングル曲だけれど「pebama」は名曲であり、それからつながる「ショートケーキ」は問題作である。
 どちらも聞いていて幸せになれるのだから、名盤であることは間違いないのだろうけれど、一つ文句を言わせてもらうと、カップリングからの収録曲が二曲って。
 だったら二曲はずして2500円くらいで出して欲しい……そうしたらレンタルじゃなくて買うのに。

 しかし癖が強いのであまり誰かにオススメすることが出来なかったりもする。
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/04/28 ¥4,935
 クリスマスのその日、ホームレス二人と家出少女が赤ん坊を拾っててんやわんや。

 面白いと言う言葉はこの作品のために出来たようなもので、エンターテイメントを説明するとき、まさにこの作品を見せて「どうだ」と言えばつまりこの作品こそがエンターテイメントであり。

 速いテンポでとにかく展開がころころと変わる。説明不足が心地良い(特にラストのミユキと父親の関係)。つまり見ている側の判断で良いんだよ、とその不足が語っている安心感。
 実写的な背景が良い。それにとけ込む人間の色調が美しい。どこまでもリアルなのに展開される誇大な表現もすてき。

 実写では絶対に出来ない。しかし生半可なアニメでも出来ない表現がこれだなあ、と思う。
 この監督さんの作るものは、千年女優と言い、ディープブルーと言い、お客さんを意識しつつ、自分のやりたいことを出来ている感じがすごく心地良い。

 レンタルだったのだけれど、5000円なら、DVD欲しいなあ……
 二年前のオフ会を、おおざっぱに紹介。

 到着。ゲームセンター。8人抜き。

 家にて、ダンジョンシージー。つよししっぽりしなさい。
 四時間爆笑。

 初めてのカラオケ。ファミレスボンバー。道ばたにて。

 帰宅。私は睡眠。人知れず行動皆。
 起床、パソコンのエラーメッセージあえぎと、そして「妊娠しちゃう」
 壁紙、見知らぬ男の画像。

 イマジネーションを働かせよう。
 いきなり寒くなりましたね。例のごとく季節の変わり目にて、体調不良です。
 しかしお金がほしいので馬車馬です。3時間だけの馬車馬。

 ぴっちさんが名古屋へ来る用事があり、ついでに遊べるかもしれないので、その準備にいそしむ。
 まずパソコンを勝手にみやがる可能性があるので、再インストールをしてクリーンアップ。あんなファイルとかこんなファイルはすべて削除。
 しかし家に寄る余裕があるのか不明なあたりで、杞憂に終わりそうなのがつらいのである。

 あとはさりげなく宅録機材を出してマニアっぷりを押し出しておけばいちころである。
「すげえ! これベルデン!? 堅いなおい! V-AMPのデザインだっせー!」と爆笑の渦なのである。
 しかしV-AMPのデザインのことだけは許さないのである。
 ボコ。

 ぴっちさんめぇ……

尋ね人

2004年8月23日コメント (3)
 東京団地や、東京嫌人や、遠すぎた近所と、そんな名前のサイトを運営されていた「サムラケンジ」氏の消息を知っている方は居ませんか。
 イラストサイトで、団地の中の人間や、少しおかしな世界観の日本の舞台に素敵なイラストを描かれていた方なんですが。
 うーん、気になる。知っている方、上部のHOMEからメール(リンクの下)で是非情報を。

 この人の同人誌まで持っていたりします。通販特典はどっかいっちゃいましたが。
 再生紙の書き方がこれほど巧い作家さんは初めてです。

 

眼鏡の話

2004年8月22日
 眼鏡が好きだ。
 眼鏡が大好きだ。私は眼鏡無しでは生きていけない。
 あのフォルム、あの艶。
 眼鏡を愛している! 眼鏡と本に囲まれていれば、一日「あへー」と過ごせるに違いないと考えている。
 これがフェチなのか、と考えるが、別に眼鏡をかけている人に特別思い入れがあるわけでなく、眼鏡自体が神々しく見える。
 人間の欠落部分を補うパートナーがこんな安っぽい針金みたいなものである、そんなギャップが私の何かを駆り立てるような気がする。

 しかし、そんな眼鏡が私の愛を裏切り牙をむいた。
 メッキ部分が剥がれて、鉄が露出し、どうもアレルギー反応を起こしたらしく、肌のテンプルの部分がただれておかしな汁を垂れ流し始めた。

 ――ので、新しい眼鏡を購入する事に。

 二日間悩んだ末、艶のない黒いチタンフレームを選ぶ。
 アジアンカンフージェネレーションっぽい、と一人悦に浸る。あくまで眼鏡だけ。
 前回がYOGURT-poohの井野氏モデルだったのを考えると、妥当な進化であると思う。

 しかし家に帰り聴く音楽は「SUPER BELL"Z」と決めていた。オススメを貰ったのであります。
 名鉄犬山線がこんなに素敵な物だとは。
 ヘッドフォンで大音量を流すと、不思議と犬山に行きたくなるので不思議です。これが洗脳というものか。

 趣味は読書と音楽鑑賞です。
 ミステリを良く読みます。武者小路実篤が書く主人公に共感を覚えます。
 音楽はロックが好きです。最近はモーターマンが熱いです。

 この矛盾の熱さよ!

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