EXIT

2007年11月6日 音楽
トクマルシューゴ CD Pヴァイン・レコード 2007/10/19 ¥2,500

 All Audio トクマルシューゴ。
 この、クレジットにある「All Audio」っていう表現が好き。
 いろいろな楽器(本当に色々)のリフレインが積み重なって音楽になって、乗るメロディーのポップさに仰天する。遊びに真剣になる子供が持つ、あの集中力を持続させて作ると、こんな感じになるんじゃないだろか。

 CDの作りも、絵本を開くように出来ていて、この一枚に対する愛情を感じる。
 なんか、良い。とても良い。やんちゃだ。
 買いのアーティストが増えた。
マイナスターズ ヘロー 小田真 CD EMIミュージック・ジャパン 2005/01/19 ¥2,800

 さまーずの大竹さんこと「ヘロー」がvoをつとめる、マイナスターズのアルバム。
 下手な芸人がこういうCDを出すと、また資源の無駄遣いだ、あと数ヶ月もすれば中古屋で買い取り拒否続出だろうな、となるのだけれど、これはあと一〇年経っても面白い。

 しかも、エンジニアが小田真さんとは。
 ただの同姓同名でなければ、YOGURT-poohインディーズ時代のエンジニアさんだ。
 縁とはどこで繋がるかわからないものだ、と感慨深く思い、音の格好良さにしびれるのです。無駄に。

 いやあ、いいもんだ。
 大オススメ。

GOLDEN LOVE

2007年9月23日 音楽
□□□ CD エイベックス・エンタテインメント 2007/08/22 ¥2,500

 前作「ファンファーレ」を購入し、しかし「雨のちフォーリンラブ」という、とんでもなくお口に合わない楽曲(今思えば、あれば八十年代アイドル歌謡をおもしろおかしくやっていたのかも)があり、売り飛ばした苦い思い出がある口ロロ。
 しかし、先行シングルのGOLDEN KINGやGOLDEN WEEKがうずくくらいに気になっていたので、購入してみる。おっかなびっくりで。

 渋谷系進化、なんだろか。
 小沢健二、スチャダラパー、ピチカートファイブ。そこらへんのエッセンスが詰め込まれたトラックは、格好がよろしすぎる。
 前作での名曲「朝の光」でも聞いたポップなメロディもあり、流暢ラップもあり、ハルカリ、いとうせいこうとのコラボレーションもばっちり決まって、大満足。

 しかし、前作の微妙な感じが忘れられず、懐疑的ではある。
 今後どうなってくんだろうか。
 あと、真夏のラストチューンといい、上記の雨のちフォーリンラブと良い、時々ぶっとんだ歌詞を使うよなあ……わざとなのかどうなのか。トラックが真面目なだけに、なんとも。

 このアルバムはおすすめ。

追記

 amazonのレビューを見たらこの人達「スチャダラ、だれそれ?」や「小沢健二って誰?」みたいな事を言っているらしい。
 苛っとするのはおいといて。とすると、音楽好きが音楽を始めるとつまり、こういうところに行き着くのだな。
 なんか、音楽の系譜をみた思いだ。
くるり CD Viictor Entertainment,Inc.(V)(M) 2007/06/27 ¥3,045

 今更だけれども。この作品は素敵である。
 コーネリアスを聞くときも、最初は全体の印象を聴いて、二度目はギター、三度目はベース、四度目はドラム、とそれぞれの楽器が作る和音や旋律を楽しむ。

 このワルツを踊れも、そういう楽しみ方が出来る。
 しかも、ストリングスとベースの絡み方、ギターとストリングスの絡み方、拍子、楽しむところが多すぎる。
 メロディの良さも相まって、途中で「もういいやー」と頭で楽しむのをやめ、音に身を任せてしまう。
 これがたぶん、人間本来だ。

 こういう作品が、もっと無いことが不思議だ。何億という市場なのに……

 音が楽しいのでオススメ。
小沢健二 CD 東芝EMI 2006/03/08 ¥3,000

 全部インスト!
 それだけで結構衝撃だったのだけれど、eclecticの時からBGMを意識していた気がしないでもない。
 音だけで十分聞けたし。

 eclecticであったような呪詛的なループというより、さわやかで、影のある音が四方八方駆けめぐります。
 ジャジーなのかな、少し違うか。きっとジャンルに詳しい人に言わせればなんちゃらかんちゃら、と付くのだろうけど。
 ベースラインの美しい音と、組み合わせに私はもうメロメロです。

 まあ、試聴しただけなので、詳しくはかけないのですが。
 いつか購入しちゃる。

ロックンロール

2006年3月10日 音楽
くるり 岸田繁 CD ビクターエンタテインメント 2004/02/11 ¥1,050ロックンロール

 歩く速度の音楽を聴く。

 ipodなんかを持って外に出ると、曲のテンポに合わせて歩くのが癖です。その癖が最近好きです。
 ハイテンポになると走ってみたり、クラッシュシンバルが鳴るタイミングに合わせて、縁石から飛んでみたり。

 くるりの曲は歩く速度が多い。
 春の暖かい日には景色という視覚情報と相まってちょうど良い。

 五感で味わうロックンロール。

スターラスター

2006年2月19日 音楽
THE BABYS CD インディペンデントレーベル 2005/12/07 ¥2,500

 不可思議なコード感で、ばりばりと踊れるビートが揺れてます。
 意味わかんないけど、聞き直したらそんな言葉が浮かぶくらいに、雰囲気が良い事に気づく。
 惜しむらくは音のバランスとエフェクトのかけ方がちぐはぐで、時々曲の雰囲気を台無しにしている事。
 ねらいなのか、出来ていないのか判然としない分、よけいもやもやする。

 それでも、捨て曲無しの名盤だとは思うのです。
 人によっては。本当に、人によっては……
 俺は結構好きになってきましたよ。

 voの水谷さんは、下北沢の居酒屋で働いているらしいです。

アンテナ

2006年1月17日 音楽
くるり CD ビクターエンタテインメント 2005/09/22

 期間限定で1980円だったので購入。
 年末にロックンロールのライヴ映像を見てしびれてしまった。

 小難しい音楽をやる人たちというイメージが、NIKKIで払拭されたせいか、比較的気軽に聞けた。
 そのせいか、えらくポップにも聞こえた。なにより、ギターがエロい。いや、艶っぽい。
 NIKKIの時にも思ったけど、大村氏のギターは大人だ。アダルツだ。こんなアダルトなギターは戸谷誠さん以来。
 花の水鉄砲のギターなんか、胸がキュンとなる。

 メロディは「バンドワゴン」
 演奏は「How To Go」が一番好き。「黒い扉」も八分間を長く感じさせない構成が素敵。
 なんだかんだで、さよならストレンジャー以外全てのアルバムを聴いたけれど、このアンテナが一番しっくりくる気がしてしまう。
 聴くなら「NIKKI」か「図鑑」だけれど。
東京60WATTS 大川毅 CD エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2005/11/09 ¥1,200

 表題曲の歌詞がきゅんとします。
 ソウルフルな大川さんのヴォーカルにも磨きがかかり、素敵。
 なんか、妙ちきりんにナルシズムの混じった感じが良いんだよね、東京60wattsは。

 でもまあ、一番驚いたのは発売元がエイベックスだって事。
くるり CD ビクターエンタテインメント 2005/11/23

 きらきらしとる。
 今まで出たシングルもマスタリングが違うのか、なんか音が渋い気がする(たぶん)。赤い電車なんか、アコギとベースの音が抜群にマッチしてる、気がする。たぶん……。
 ボリュームを最大にしても耳の痛くならないロックアルバム。
 そう、確かにロック。無茶苦茶ロック。渋め。

 でもきちんとくるりっぽく捻くれた「Long tall sally」みたいな曲も聴かせてくれるから素敵。
 どこかの雑誌で「飯を食べながら聴けるくるりのアルバム」という謳い文句があったけれど、なるほど。

 やっぱ歌モノのアルバムは良いね。
 今年はこれ一枚で過ごせそうだ。

「Bus to finsbury」
「Baby I love you」
「Superstar」(印象的なリフは強い)
「雨上がり」(一人歪んでるベースが抜群に格好良い)
「Tonight is the night」(最後のギターがいかれてる)
「Birthday」
「お祭りわっしょい」
「冬の亡霊」
「赤い電車」(ベースの曲)
「Long tall sally」(ドラムが大変)
「虹色の天使」
「ring ring ring」
「(It’s only)R’n R Workshop!」 (リッケンバッカーへの愛を感じる)

 ちなみに、ジャケットはこの画像とは違います。
 エロイお姉さんが白いのにまかれてます。

-11月28日訂正-

 ジャケットがエロイおねーさんになりました

Baby I Love You

2005年10月26日 音楽
くるり 岸田繁 Liam Watson Fran Flannery CD ビクターエンタテインメント 2005/10/26

 フル試聴で泣いて、タワレコ店頭で泣きかけて、買うお金が無くて泣いて。
 綺麗なコード進行があれば、目立つサビなんて無くても良い曲になるのだよ。それにがっちりはまる歌詞がつけば最強ではないですか。
http://www.jvcmusic.co.jp/quruli/
10月31日まで試聴できるそうな。

 うーん。給料出たら、買おう。絶対買おう。アルバムすぐでるけど、これはシングルとして持っておきたい。
 

赤い電車

2005年10月24日 音楽
くるり 岸田繁 CD ビクターエンタテインメント 2005/09/22 ¥1,100

 ばらの花のリフもそうだけど、可愛いと言う形容詞がとても似合う音を作るのが、とんでもなく巧い。
 時々京成を利用するのだけれど、赤い電車が通るたびに、このメロディが頭に浮かんでくる。宣伝効果という意味じゃとんでもなく大きいのだろうな。
 横浜へ遊びに行く時は、ぜひ利用したいとも思ったりする。
 単純すぎるか。

ペチカ

2005年10月20日 音楽
MO’SOME TONEBENDER 百々和宏 CD コロムビアミュージックエンタテインメント 2005/10/19

 モーサムはこういう音も鳴らせるから好き。
 一足早い冬の、とても優しい曲。
 でも唸るベースやギターのアレンジはきちんと捻くれてるから変な意味で安心感がある。

「笛の鳴るやかんの注ぎ口のフタを開けて
 まだ夢の中にいるキミを起こさないように
 静かな朝のままでいられるように」

 なんか、可愛らしい。

faster!

2005年10月18日 音楽
MO’SOME TONEBENDER 百々和宏 CD コロムビアミュージックエンタテインメント 2005/06/22

 ライブのチケットを取ったので、購入。
 轟音にまかれるのが楽しい。
 この人達のライブ音源を聞くと、ライブバンドなんだなあ、と実感する。わくわくしてきたなあ。

 だけど、ダイヴとか大嫌いなんで、ちょっと困る。
 あんまり、他人を顧みなくなるほど盛り上がれない人なんだよね。クラシックコンサートを見に行っても、モーサムを見に行っても反応は同じだと思う。

 しかし、グリーン&ゴールドのベースは格好良い。

CINEMA

2005年10月7日 音楽
COIL CD インディペンデントレーベル 2005/10/05 ¥2,500

 久々に買ったアルバム。それが大当たりだと、とても幸せな気分になります。
 見事です、コイル。
 原点回帰、そして進化。素晴らしい。

 0・10とLOVE、前二作で音響系に走りそうになっていたのだけれど、今回はばりばりと楽器が鳴っている。心地良い。
 ライヴではおなじみの「かしわでぱんぱん」も入ってるなんて、飛び上がるぐらい嬉しい。つい、CDを聞きながらパンパンとやってしまう。

 佐藤さんの二曲も、壮大に完成されていて美しかった。この人は変わったなあ。上か、下かはわからないけど。でも、俺は好き。

 タワーレコードで、へなちょこのファーストか、モーサムの新譜か、と色々悩んだのだけれど、CINEMAを買って後悔はしてない。
RIP SLYME CD ワーナーミュージック・ジャパン 2005/08/31 ¥3,000

 もともと、そんなに音に関しては嫌いじゃなかったリップスライム。
 知らないアーティストはベスト版からはいっちまえの精神で借りて聞いてみました。

 ヒップホップに対する苦手意識は抜けきらなかったけれど、JOINTやONEのメロディラインは、確かに綺麗なのだなと認める。
 それから聞き込んでみると、音がやっぱり面白い。こんなファンキーな音だったのかと涎が垂れる。
 特にFUNKASTICのホーンとベースは、うねり飛びすぎ。

 ようは、センスが良いのだな。
 でも、PES以外に魅力を感じられない。

初期の東京60WATTS

2005年8月29日 音楽
東京60WATTS CD 東芝EMI 2004/06/09 ¥1,500

 収録曲「昇天」だけでも、1500円の価値は十分ある。
 他の曲もきちんと魂がこもっていて素敵。
 じっくり、秋に聴きたい曲達。

 しかし、昇天はまずい。
 こんな素敵な曲があっていいんだろうか。
 疾走感と倦怠感が同時に味わえるなんて思わなかった。
 飛び跳ねるピアノと、えろく絡むギターが原因なんだろうか。
 たまらない。

春風

2005年8月17日 音楽
くるり 岸田繁 LABCRY CD ビクターエンタテインメント 2000/04/05 ¥1,260

 歌詞をすべて書き出したいくらい、言葉の選び方、運び方が好きです。
 メロディの切なさも巧い。
 二番目のAメロが逆再生に乗る辺りがとても「くるり」らしくて面白い。

「遠く汽車の窓辺からは、春風も見えるでしょう。
 ここで涙が出ないのも、幸せの一つなんです」

 別れの歌、涙。この二つのテーマをここまで優しく内包出来るなんて。
 たまらないです。
 アルバムに収録されていない曲なので、ちょっとレアです。

少年ナイフ

2005年4月23日 音楽
BABYS CD インディペンデントレーベル 2005/03/02 ¥1,500

 元zoophiliaの水谷俊介がヴォーカルギターを勤める3ピースバンド。

 これが格好良くなくて、何を格好良いと言うのか。
 ちょっと軽めのアレンジになって、しかし綺麗なメロディが胸を衝く。
 本当にやりおる。
 いや、よくやってくれた。

 zoophilia解散後、もう活動しないのかな、と時々名前で検索かけるくらい好きだったのだけれど、意外な形で出会えてとても嬉しい。
 あとは、boogiehouseもどうしているのかと不安なのです。

 有能なメロディメーカー達に、愛の手を。

ERA

2005年3月9日 音楽
中村一義 CD 東芝EMI 2000/09/06 ¥3,150

 最近、狂ったようにこれをリピートしている。
 1,2,3の「青くさい? ってそりゃいいねいこう」で始まる、後の曲たちの言葉の数々がたまらない。

 すごく攻撃的だ。
 誰かを守りつつ、すごく攻撃的なのが良い。
 それはたぶん「青臭い」なんて言葉に一蹴されるときだってあるんだろうけど、1,2,3ですでにそう言うやつらを一蹴しているから、こっちは安心出来る。安心して感動できる。
「そりゃいいね」こんな些細な言葉。でも、これなのだ。誰かに認められる、というか慰められるってのは、大切な事だと思う。
 中村一義って人間を知っていればいるほど、彼の言葉で「慰められる」事の意義は強いと思う。

 ゆがんだコーラスに、細かいアレンジ。音の面でも素敵。
 音だけで言えば、100Sとはまるきり違う。ERAは、趣味人というか、いわゆるオタク的な音がする。個人的にはどちらも好きだから良いのだけど。
 なんにしろ、威風堂々(part1)でelgarの威風堂々を流し、次の威風堂々(part2)で「聞こえるかい?」から威風堂々ふうのソロへ繋がる瞬間、いろいろな部位がもぞもぞするぐらい興奮するのだから、すでにセンスにやられている。音の違いなど、些末だ。

 ああ、こんな事書いている場合じゃない。
 もう聞きたい。

イーラ
1,2,3
ロザリオ
メロウ
スヌーズ・ラグ
ピーナッツ
ショートホープ
威風堂々(Part1)
威風堂々(Part2)
虹の戦士
ジュビリー・ジャム
ジュビリー
ゲルニカ
グレゴリオ
君ノ声
ハレルヤ
バイ・CDJ
ロックンロール
21秒間の沈黙
素晴らしき世界

1 2 3

 

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索