ERA

2005年1月11日 音楽
中村一義 CD 東芝EMI 2000/09/06 ¥3,150

 こじんまりと壮大。
 遊び心満載。
 名曲過積載。

 13日発売の100Sのファーストアルバム「OZ」も収録曲数が21曲と多いな、と思っていたのだけれど、なるほど納得。
 このアルバムも20曲収録であるけれど「繋ぎ」の曲が多い。次の曲のイントロ的なものであったり、無音であったり。
 それにまでタイトルを付けてあげて、一枚アルバムとしてまとまっているのが面白い。
 楽曲に関しては言う事無し。技術と理想が巧くかみ合って、そこに作り出された世界観が載っていて、楽しい。

 ジャケットの格好良さもさることながら、歌詞カードが素敵。
 一見、歌詞しか書かれていないように思えるが、一ページ一ページが袋とじ状になっていて、内側に写真がある。
 絶対破れないけれど、じっくり見てみたい気もするのである。
 つまり、保存用と観賞用を買わせる作戦なのか。

 お気に入りは「ショートホープ」と「威風堂々」と……
 と言うより、一曲一曲を拾い上げる気分ではない。
「ERA」が好き。

Sand memotion

2005年1月9日 音楽
ANATAKIKOU CD インディペンデントレーベル 2004/03/03 ¥1,000

 お洒落なジャケットと、静かで動く音に惹かれて購入。
 ギターボーカル ギターボーカル ドラム サポートベースという変則的なバンド。
 どっちかベースやりなよ、と突っ込みたくなる。そのせいか、ベースがおろそかであるというか、ギターの音が前面に出て、少々うるさい感じも。

 流麗なメロディと、甘く深いコーラスをかけて歌う松浦氏。
 どこか昭和風味なメロディと、クレイジーケンバンドっぽい声の持ち主の北條氏。
 ツインボーカルで、それぞれが作詞作曲をこなす。
 なので、これはシングルだから良いけれど、アルバムで聞いて果たして統一性があるのか心配。

 個人的には松浦氏の曲が好み。あの水の流れみたいなメロディは気持ちいいなあ。
 19日にはアルバムが出るようなので、それで追い続けるかどうか、決めよう。

 でも、良い。

スチャダラ外伝

2004年12月23日 音楽
スチャダラパー 松本真介 光島誠 小沢健二 CD KRE 1994/04/01 ¥2,243

 今夜はブギーバックを目当てに購入。
 ところが、毎日通して聞いている現状。

 ヒップホップやラップはそれほど好きじゃない。
 あの上滑りした格好付けが、ただ滑稽にしか見えないから、恥ずかしくなってしまう。
 でもこれって、音楽性をまるで無視した評価であると考えた。
 考えたのだ!

 で、スチャダラパーを教えて貰い、聞き始める。
 遊び心、と言うよりふざけている馬鹿みたいな曲は、等身大と言うより、ちょうど私ぐらいの低い位置にあって、面白い。
 でも、言葉選びのセンスはやはり光る。心のベストテンやら、今日おとうふ、今日……とうふ、今日とうふ、京都府? 京都いきたーいやら。
 駄洒落だけど。
 基本的に、若くない。

 だいたい、谷啓さんを尊敬するラッパーってどんなだ。
スネオヘアー 渡邊健二 CD ERJ 2004/12/15 ¥2,500

 本人いわく一番好きなアルバム。

 確かに、聞き返すたびに、心地よさが増していく。
 一聴目は、とにかく初っぱな「ストライク」「テノヒラ」「LIST」の流れにやられていたのだけれど(久々に鳥肌とともに泣いてしまうという)、これが聞き込んでいくと、その後の流れがとても落ち着いて聞ける事に気づく。

 激しさはいっさい無いが、静と動の繰り返しが心地良いのかな。
 その音楽に載る詩もまた、目線がちょうど良い(でも、今までと違って、どこか外向的な気がする)。
 ここまでラフに聞けるアルバムも久しぶり。もう五周目であります。

 しかしだ、華やかさが無く売れるのかどうかがちょっと心配。
 試聴で買う人は、もしかしたら最初の三曲の流れに騙された、とすら思うかも知れない。そういう感覚がついてしまうと、もうだめであろうと思う。
 スネオヘアーを初めて楽しむなら前作の方が良い気もする。でも、こちらも良い。うーん。
 でも、どっちも良い。

 期間限定で2500円という値段設定も面白いね。
 二月までらしいので、お好きな方はお早めに。

69/96

2004年12月8日 音楽
cornelius ブライアン・バートン・ルイス コーネリアス 小山田圭吾 かまやつひろし CD ポリスター 1995/11/01 ¥3,059

 優男風の小山田圭吾さん。
 なんでこんな重厚な音を作れるんだろう。

 ファンタズマともPointもまた違う、ギターサウンドが前面に押し出されて、格好いい。
 もしリアルタイムでコーネリアスを追いかけていたらきっと、アルバムが出るたびに「最高傑作だ!」と叫んでいなければならなかっただろう、と思う。
 音色は違えど、全アルバムに共通する、すばらしい音の纏まりがたまりません。

 にしても、ヘヴィメタルサンダーのギターソロには笑ってしまった。
 どれだけこの人は引出しを持っていて、それを引き出さずに居るんだろう。

 しかし、家族とは聞けない。

教育

2004年11月24日 音楽
東京事変 椎名林檎 CD 東芝EMI 2004/11/25 ¥3,059

 このイカレてイカスギターに、弾むベースに、狂ったピアノに、強烈なボーカルに、妙技なドラムってもう、もう。
 始まりの林檎の唄から飛ばしてくれます。まさかアルバムで「●●ー!」が聞けるとは思わなかった。

 アレンジがとにかく、もう本当に素晴らしく格好良い。しゃばい。しゃばすぎる。
 これがJ-POPなら、もう洋楽は要らない。十分だ。お腹いっぱいだ。
 アロマオイル言うのは、組み合わせて絶対に効果がマイナスにならんそうだが、東京事変もそうであるな、と思わせる。

 競馬で、買っていた馬が最終コーナーで先頭を走っている時の気分が、このアルバムの一聴目である。
 良いぞ! 良いぞ! 本当良いな! と昂揚しつつも、どこかで冷静に「まあ、失速しそうだけど」という不安もある。
 けれど、最後まで聞き通して馬券はお金に替わった最高の気分。

 遊び心も詰まった一枚。たまりません。
 でも、なぜタイトルのシンメトリーに拘るんだろう?

-追記-

 ちょっと冷静に。
 良い曲が詰まっているけれど、一枚のアルバムとして聞くと、少々疲れてしまうかな。
 でも、それこそ東京事変というバンドらしいといえばらしい。
 名盤なのか、名盤ではないのか、ちょっと答えは保留。

 しかし、群青日和のキンキンした音のエフェクタ欲しいなあ。

FANTASMA

2004年11月23日 音楽
コーネリアス 小山田圭吾 CD ポリスター 1997/09/03 ¥3,059

 ロックだね。魂がロックだ。

 ヘッドフォンを装着し、ボリュームを大きく回すと、右に左に音が揺れ動き、頂上右後ろ右前左後ろ左前、後ろ、音が駆けめぐってがつんとやられる。
 一つ一つ取り出せば無駄な音達も、密集して自己主張をはじめて、音楽を奏でる。音響系って彼しか聞いた事が無いのだけれど、なんと楽しい音楽の時間か。
 次(四年後)の作品「point」よりも、雑多な感じがして、またそれが心をこちょこちょっとしてきてうっとり。

 なにより、作っている本人が楽しそうなのだから、これ以上無いくらいこちらも楽しい。
 こんな楽しそうなら、音楽を勉強してみても良いかな、なんて思えてしまう、今日この頃。

 まあ、そういう知識以外の「センス」が一番輝いていると思われるこのCDだけれど。
三上ちさこ CD ユニバーサルミュージック 2004/11/17 ¥2,800

 心が寛容なfra-foaファンにオススメ、かも。
 聞き込めば味がでるの、かな?
 私は、三上ちさ子姉さんの声が好きだったんじゃなかった、のか?
 Fra-Foaの音が好きだった、のかな。

 うーんうーん。
 でも、chiisanaは、ひどいと思うんです。
 Fra-Foa時代の自分の曲とまったく同じ音符のメロディって。
 ここで興ざめしてしまい、まともに聞けなかった。

 たわれこ特典のカードも、意味がわからない。
 誰に媚びを売りたいんだ。
 わからない。もう、なんかわからない。

-追記-

 聞き直す。結構良いかも知れない。感情や主観に左右されて音楽を聴くなんて、いけないぞ、と自分を叱る。
 じわじわと、来る。
 なつかし地球からヴィヴァラレヴォリューションの流れを聞いて、なるほど落ち着く。シングルでの違和感はそういう事か。
 ファンダメンタルも良い味が出てきました。

 結局、好き。

Eclectic

2004年11月11日 音楽
小沢健二 CD 東芝EMI 2002/02/27 ¥3,059

 まずジャケットのデザイン。ワープロの文字を何重にも重ねて印刷したようなノイジーなラインが素晴らしい。半端なセンスじゃ考えつかない技法。
 透明な帯というのもお洒落。

 そして内容もまた負けていない。
 一音一音の主張。コーラスワーク。アレンジがたまらない。
 老熟した魅力というのか、とにかく漂う雰囲気が落ち着いている。
 この雰囲気作りは狙ってやっているのだろうけれど、聴取者が満足出来るのだから凄い。狙われて打ち抜かれてしまった。

 よく、ギターのエフェクタを紹介しているサイトで「音楽をしている人間が使う物」という評があるのだけれど、間違いなくこのアルバムは「音楽」をしている。
 だから、他のCDを聞いて、次はこのCDを聞く、と言う事があまり出来ないくらい、重たい鑑賞ではある。
 素晴らしいが故に。

 お気に入りは「欲望」から「今夜はブギーバック」の流れ。
 なくなくない、のバージョンも良いけれど、こっちのほうが個人的には好み。

 でも、歌詞カード読みにくい。

-追記-

 しかし、本当にしゃばい。
 一日に五回転したCDは久々です。

-追記-

 むちゃくちゃしゃばい。
 管楽器苦手なはずだったのに……
 なんて気持ちの良い「音楽」なんだろう。

-追記-

 今夜はブギーバックは、今世紀の名曲じゃないだろうか。
 眼が逢えば。あえて「合う」では無い。
 クールな僕らが話をしたのは、偶然じゃありえない。だから……
 coccoの「遺書」が最高のラブソングであったけれど、順位が入れ替わりそうです。

絶頂集

2004年11月4日 音楽
椎名林檎 虐待グリコゲン 天才プレパラート CD 東芝EMI 2000/09/13 ¥2,940

 東京事変より、天才プレパラートのほうが好き。
 戸谷さんの冷静でしかし感情的なギター。
 岩井さんのうねりとどろき暴れ回る攻撃的なベース。
 西川さんの冷徹で的確なドラム。

 ライブ音源は好きじゃない。
オムニバス ノディーシャ R.ケリー アリシア・キーズ アッシャー TLC ミスティカル CD BMGファンハウス 2004/04/21 ¥2,548

 姉に小沢健二のアルバムを押しつけたら、一曲目で突き返されたので、それならあんたの聴いてる音楽を聴かせてみろ、と言ったら出てきた一枚。
 R&Bなんてジャンルは、初めてである。洋楽も久しぶりだ。

 ものは試し。食わず嫌いは一番良くない。
 とはいえ、ニルヴァーナやレディオヘッドなんかで腹痛を起こしているのだけれど。洋楽の聴き方が分かりません。

 でも、これは驚いた。
 なんて録音レベルが高いんだ。
 あと、唄巧い声だなあ……セクシーボイスで云々というR.kellyと言う人の声には、本当にとろけそうになってしまった。男なのに。
 日本人とはリズム感が違う、と言われていたのも、ちょっと分かる。

 あれだね、と思う。
 いくら五つ星のシェフが作った料理がおいしくても、結局ホンコン焼きそばなんかを私は結構好きであったりするんだよね。
 回転寿司でミートボールを食べたりしますし。
岡北有由 西川進 松井敬治 田口裕一 野崎真助 CD ユニバーサルミュージック 2001/06/20 ¥3,059

 歌詞には共感できないけれど、スタンスが格好良いよね。
 スタッフメンバーも豪華。

 ただ、音に本人の主張が薄い感じがする。
 ちょうど岡北女史がデビューした時期、ギターサウンドと女性が売れるキーワードになっていたようなきらいがあり、つまりそういう波にのまれていたんだろうか。
 上記の通り、メンバーが豪華で、完成度が高いから聴いていて気持ちよくはあるのだけれども。逆に、メンバーの色が濃すぎるのか。

 鼻にかかった声が苦手な人も多そうで、人にはすすめられないけれど、時々無性に聴きたくなる。
 公式ページを久々に覗いたら、新しいアルバムが出ているとの情報があった。シンプルなアレンジで統一したらしい。
 是非聴いてみたい。

HELLO

2004年11月3日 音楽
MO’SOME TONEBENDER CD ポリドール 2001/09/21 ¥3,059

 荒々しいモーサムのアルバムでは、一番好きかも知れない。
 冷たいコードから始まる壊れた世界。

 誰かはシンメトリーが美しいなどと言うけど嘘だね。
 この曲順も素晴らしい。
 バランスなど排除して、最後「ニッケ」で終わる様なんか、あきれかえる。それが良い。

 マゾか、私は。
YOGURT-pooh 井野洋樹 CD ソニーミュージックエンタテインメント 2001/08/01 ¥1,223
ビジネスサーファ
FUZZ POP
SLEEP EMOTION(京都ホルモンMIX)

 このジャケットも好き。

 メジャーデビュー、とは偽りの、ソニーミュージックのインディーズレーベルから発売した今作。
 一応メジャーレコード会社から出たのだから期待していた。前作「ベンジャミン」からかなりの間があったから。

 しかし、聞いてびっくりなんと我が道を行く。
 一発目という気負いのないこのふざけたジャケットに、窓際サラリーマンを主人公に据えたふざけた唄。音も一応サビで二本のギターを使っているが、あってもなくてもだ。荒っぽい。なんて荒っぽい。

 都庁を背景にスーツ姿で安っぽいサーフボードだと! 帯には「合成ではありません」の文字。
 恋をするきっかけが些細な事なのだとしたら(少女漫画知識)私はこの時点で墜ちた。

 ミニアルバムまではついていた対訳が無くなったから、なんと唄っているかわからないけれど、カップリングの「FUZZ POP」は名作である。
 本当にFUZZでごりごり進む辺りのセンスに、私はやられる。

LOVE

2004年11月3日 音楽
COIL CD インペリアルレコード 2003/09/03 ¥3,045

 岡本氏が曲を作り唄い、佐藤氏がミキシングをする、というのが本来のCOILであったそうだ。
 0.10でそのスタイルが戻り、とても複雑で、今までのファンが少しついていけなくなるんじゃないか、という色の違うものが出来た。
 今回は0.10を受けてのアルバムであったので「聴く覚悟」が個人的に必要だった。
 先行シングルである「LOVE LESS」の完成度は高く、とても気に入っていたが、あのCOILがコンピューターミュージックである。不安にもなる。
 だいたい「COIL」の名前が泣くじゃないか。

 最初は正直きつかったが、買ってきたお気に入りの靴を初めて履く感じで、聞き返すたびに体に馴染んでいく気がした。
 しかし、ふと気分を変えて昔の靴を見ると、やはりお気に入りであっただけはあり、今のと見比べて少し悩む。
 やはり、長年履いてきた靴の方が足に合うのは、当然か。

 公式を久々に覗くと、自主レーベルを立ち上げて自由なサウンド作り、と言っていた。
 どう「自由」なのか、要注目。
 出来れば、昔に戻って欲しい、というのが本音。
 でも、ジャケットは一番好き。

FIREWORKS

2004年10月22日 音楽
HERMANN H.&THE PACEMAKERS CD インディペンデントレーベル 2004/10/20 ¥1,890

 前作「ポッピンギャラリー」前前作「ピンキーズロックショー」が個人的に名作であると考えていまして、今回のこのファイヤーワークスは余力が残っているのか少々心配なところがありましたが、お見事。
 久しぶりにメロディに泣かされました。

 構成の妙、メロディセンス、アレンジのセンス、爆発。
 鼻歌的な流麗に流れる言葉の数々も、ちくちくとして気持ちが良い。
 しかし、ヘルマンはこんなに巧かったか。メンバーが一人減ったり、入れ替わったり、どたばたあったけれど、まるでパワーロスが無いのが素晴らしい。
 むしろ、テンションは上がっているんじゃないだろうか。

 Aメロ(最高)Bメロ(もっと最高)サビ(凄い最高)=踊りたい。
 な展開の「その気になればNo problem」は私の名曲ランキングに見事ランクイン。

 洋楽。UKロック。メロコア。そんなものよりヘルマンだ。

遭難

2004年10月19日 音楽
東京事変 椎名林檎 Tom Glazer CD 東芝EMI 2004/10/20 ¥1,200

 邦楽世界、上手い人は大勢いれど、巧い人は数少ない。
 前作の「群青日和」もそうだけれど、カップリングのカバーを聞くとがつんとやられる。

 正直、群青日和よりカバー曲二曲の方が好きだったりする。
 唄い手冥利2はまだかな。

ファンダメンタル

2004年10月16日 音楽
三上ちさこ ホッピー神山 CD ユニバーサルミュージック 2004/10/13 ¥1,050

 アルバム先行シングルで、まるで興味が無かったが、初回限定のマウスパッドの気持ち悪さにやられ購入。

 久々にちさこ姉さんの歌声を聞けて満足。
 そしてやはり驚異的な録音レベルの高さ。

 とはいえ、シングルとしてここまでまとまりがないCDも珍しい。
 正直いまいち。
MO’SOME TONEBENDER 百々和宏 CD コロムビアミュージックエンタテインメント 2004/09/22 ¥3,000

 お給料物欲満たし第一弾。
 試聴機でGREEN&GOLDを聞いて一耳惚れして即断即決。即即!

 前から気になってはいたモーサムトーンベンダー。しかし、あまりに濃すぎるか、と思いなかなか手が出せなかったけれど、意外とあっさりした曲も多くて驚いた。
 むしろ、その二つが綺麗に同居していて、凄くバランスが良いと感じる(ここらへんは、コアなファンには一蹴されるのかも知れないけど)。
 そろそろくどいのが聞きたいなーと思うと、すっと入ってきてくれる曲順も素晴らしい。

 なにより、巧い。
 技術とかはまず度外視し、曲の作り方がとんでもなく巧い。
「俺」をもだえ死にさせたいのか、というほど格好良い。
――いやつまり、俺からしたら「超絶技巧」なのだ。この人たちの編曲。

 どこかへ消えたZoophiliaに変わって、私のロック魂を癒してくれそうだ。

 でも、タワレコでもらった特典の布はどこに縫いつけろと言うんだろう。

ユグドラシル

2004年9月29日 音楽
BUMP OF CHICKEN 藤原基央 CD トイズファクトリー 2004/08/28

 昨日、バンプオブチキンの「ユグドラシル」をやっと通して聞けました。
 無駄とは言わないけど、音が多くてちょっと雑多な感じがする。でも、これは昔と比べると、という意味だから。きっと、これがやりたかった事なんだろうなあ、と思う。(高音が綺麗に出るスピーカーで聴いてみたい。BOSEとか! BOSEとか!)
 やりたい事を表現できている。だからやっぱりクオリティたっかいたっかい。

「同じドアをくぐれたら」と「乗車券」がぞくぞくするほど好き。どちらも、始まった瞬間にその曲の世界に吸い込まれる。特に、同じドアをくぐれたらは美しい。過ぎるくらい綺麗。
「車輪の唄」は歌詞を見ながら聴くと一編の短編小説を読んだ気分に。バンプのアルバムはこういうのがあるからやめられない。

 シングル群も、出た当時は「アルバムに入っていれば名曲の類」と思っていたけれど、アルバムに入っていればちゃんとシングルしているのが不思議。
 スノースマイルなんか、いかにもアルバムっぽかったのに。

 全曲テーマ性にあふれていて、時間も5分を超える物が多いのに、なぜかすんなり通して聞けちゃう。
 名盤だ。

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