株式会社ハピネス計画
2007年9月19日 読書
ISBN:4093877297 単行本 平山 瑞穂 小学館 2007/07/31 ¥1,470
会社をクビに。恋人にもふられ。無職の男が、知古の縁で頼まれた「株式会社ハピネス計画」の仕事。
はてはて、どうなりますか。
そんなあらすじで、てっきり「不幸な人を幸せにしてあげようと奔走する内に、自分の幸せを見つけ……」みたいな感じでストーリーが展開されるかと思ったら、全然違った。
良い意味で裏切られるのは、本田孝好さんの「正義のミカタ」と同じような感じ。だから、嫌な気分ではないし、むしろ平山さんのデビュー作「ラスマンチャス通信」に雰囲気が近くて大好きだ。
現実と妄想が入り交じる、というよりは、現実が妄想を引きずるような描写で続き、展開する物語は、飽きず、良い。
小さなこだわりがかいま見えてにやりとする筆致も素敵。
ラストの落とし方が少し釈然としないけれど、全体的に面白かった。
満足。
会社をクビに。恋人にもふられ。無職の男が、知古の縁で頼まれた「株式会社ハピネス計画」の仕事。
はてはて、どうなりますか。
そんなあらすじで、てっきり「不幸な人を幸せにしてあげようと奔走する内に、自分の幸せを見つけ……」みたいな感じでストーリーが展開されるかと思ったら、全然違った。
良い意味で裏切られるのは、本田孝好さんの「正義のミカタ」と同じような感じ。だから、嫌な気分ではないし、むしろ平山さんのデビュー作「ラスマンチャス通信」に雰囲気が近くて大好きだ。
現実と妄想が入り交じる、というよりは、現実が妄想を引きずるような描写で続き、展開する物語は、飽きず、良い。
小さなこだわりがかいま見えてにやりとする筆致も素敵。
ラストの落とし方が少し釈然としないけれど、全体的に面白かった。
満足。
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