ISBN:4061820338 新書 京極 夏彦 講談社 1998/09 ¥1,334

 読了!
 模倣犯以来の大長編。
 支度の方が短編集の体をとっていたので、読みやすかったと言えば読みやすかったけれど。

 前作同様、このシリーズは京極夏彦に翻弄されるのが面白いのであって、本格ミステリとして読むと「んなのわからねえよ!」ってなっちゃうのだけれど、今回はそれがとびきり。
 無茶だ。
 催眠術や洗脳で記憶を改竄するってなってくると、もうなんでもアリになっちゃう気がするし。いかがなものか。

 キャラクタの魅力以外、今回はぐっとくるものが無かった(或る意味ねらいかも知れないけど)。これだけ長いと、テーマを提示しているのに、それを読み解くのがしんどくなるし。
 とはいえ、やっぱり面白いのだよなあ。

 おいしいコーヒーの入れ方に続き、シリーズマジックにかかってしまった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索