ISBN:4087747875 単行本 古川 日出男 集英社 2005/11 ¥1,680

 古川日出男さんの文章は、エフェクタで言うとODだ。
 文章がドライヴして歪んでいる。オーヴァーなくらいに、ドライヴしている。
 だからこそ、ロックンロールという題材をとりあげて物語を紡ぐのも必然なのだろう。
 ちなみに、舞城さんくらいになると、DS。他にドライヴしている作家さんは津原泰水さんとか、最近で言うと平山瑞穂さん。でも、この二人はどっちかっていうとSD。
 古川さんはODなのだ。ヴィンテージな。

 とにかく良い。
 古川日出男好きにはもうたまらない。
 で、苦手な人にはもう、小説ですらない。

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