ISBN:4063289710 コミック 佐藤 秀峰 講談社 2004/07/23 ¥560

 B氏に借りて読んでみました。ちょうどそういう話をしていたので。

 精神病に関する解釈に頷きつつ読む。「病気なんだ」という言葉が、全て。
 差別に関しても、自分の考えがそれほど間違いじゃない(と言うより、特殊でない)という事が分かって、ちょっと安心。

 違和を違和として受け入れ、それとどう付き合うのかが、つまり問題なのですよ。出来ない事があるのは当たり前、出来る事は助け合えばいい。その相互関係を、どちらも気を遣いながら行くのがきっと善いのだ。
 これって別に、障害に関係なくそんな感じだとも思うのだけれど、どうだろう。
 まあ、気を遣わない関係というのも、良いけれど。むしろ、羨ましい。

 昔、養護学級の子と同じ塾に通っていた事がありました。個人塾で、勉強というより、何か頭の運動、という感じの所でしたけど。
 あいつは面白かった。すぐ癇癪を起こすし、騒ぐしで大変だったけれど、ゲームの話で気があったし、塾の庭にいた鶏の世話が大好きで、ずっと笑ってた。

 でも、だからって養護学級と普通学級と分けているのが「差別」であるとは決して思わない。
 子供がそれほどすんなりそういう事を受け入れられるとは思えない。
 ただ、今みたいに「隔離」っぽくなるとちょっと違うとも思う。

「理解」するのは個人の問題。
 ただ、そのきっかけすら無いのは、世の中の問題。
 そう言う意味で、こういう本が売れるのはとても嬉しい。ぜひ、ドラマ化して欲しいな。

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