Eclectic

2004年11月11日 音楽
小沢健二 CD 東芝EMI 2002/02/27 ¥3,059

 まずジャケットのデザイン。ワープロの文字を何重にも重ねて印刷したようなノイジーなラインが素晴らしい。半端なセンスじゃ考えつかない技法。
 透明な帯というのもお洒落。

 そして内容もまた負けていない。
 一音一音の主張。コーラスワーク。アレンジがたまらない。
 老熟した魅力というのか、とにかく漂う雰囲気が落ち着いている。
 この雰囲気作りは狙ってやっているのだろうけれど、聴取者が満足出来るのだから凄い。狙われて打ち抜かれてしまった。

 よく、ギターのエフェクタを紹介しているサイトで「音楽をしている人間が使う物」という評があるのだけれど、間違いなくこのアルバムは「音楽」をしている。
 だから、他のCDを聞いて、次はこのCDを聞く、と言う事があまり出来ないくらい、重たい鑑賞ではある。
 素晴らしいが故に。

 お気に入りは「欲望」から「今夜はブギーバック」の流れ。
 なくなくない、のバージョンも良いけれど、こっちのほうが個人的には好み。

 でも、歌詞カード読みにくい。

-追記-

 しかし、本当にしゃばい。
 一日に五回転したCDは久々です。

-追記-

 むちゃくちゃしゃばい。
 管楽器苦手なはずだったのに……
 なんて気持ちの良い「音楽」なんだろう。

-追記-

 今夜はブギーバックは、今世紀の名曲じゃないだろうか。
 眼が逢えば。あえて「合う」では無い。
 クールな僕らが話をしたのは、偶然じゃありえない。だから……
 coccoの「遺書」が最高のラブソングであったけれど、順位が入れ替わりそうです。

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