クレヨン

2004年11月3日
 白い紙に、色とりどりクレヨンで色を付けて、またその上を黒いクレヨンで塗りつぶし、優しく爪楊枝でそれをなぞると、黒が削れて下の色とりどりが黒地に浮かび上がる。
 幼稚園の頃、死ぬほど「きれー」と呟いていたあれがやりたいな、とふと思い立ったが、絶対想像しているよりつまらないだろうな、と思い止める。

 だいたい、子供の頃魅力的に思えていたものってのは、年を重ねるごとに輝きを失う。
 天上の開く車から走行中に頭を出すのだって、たぶん今は楽しくない。
 棒っきれ振り回すだけで一時間も二時間も遊べない。
 自転車で意味もなく放浪するのも疲れるだけ。

 金がかかるってのは、つまり成長なのか。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索