従兄弟が事故をやって入院したらしい。

 トラックに轢かれてもピンピン、という人は知っているけれど、従兄弟は骨折らしいです。
 人間って丈夫だなあ、という概念が覆されました。
 自身も二度ほど原付で思い切りこけた事があるんですが、あの時も結構軽傷でしたし。半ヘルなのに。
 まあ、お見舞いへ行く事に。

 結構長い入院で暇だろう、と本をプレゼントするべく、私がチョイスです。
 読みやすく、あまり難しくなく、面白く。
 この三点を念頭に置いて考えます。

 読みやすく、面白く、という点で「乙一」さんが候補にあがりました。
 しかし、どうも従兄弟のイメージとはかけ離れている気がするので、却下。
 乙一さんは、結構「本を読む中高生が好きそうな感じ」というイメージ。
 従兄弟はまるで本を読みません。
 それに、普段本を読まない人にとって「叙述トリック」は訳がわからないもの、とうつる場合が多々ありますし。

 次に「浅田次郎」さん。
 プリズンホテルなら、長い入院生活でも暇無く楽しんで読めそうですが、それは私なら、の話。
 極道が運営するホテルで巻き起こる珍騒動なんて、普段小説を読まない人にいきなりすすめたら引かれそうです。

 どうしたものか、と悩んで本棚を見上げます。

 そうか!

 東野圭吾さんを忘れていました。
 若干社会派寄りで、面白く、文も読みやすいし、難しくもない。とはいえ含むテーマは重く、十分感動を生みます。
 これは良い。
 問題は作品ですが、個人的に「むかし僕が死んだ家」や「どちらが彼女を殺した」なんかが好きなんですが、マニアックすぎるので「秘密」はどうだろう。
 あれなら広末良子主演でそれなりに有名であるから、読もうという気になるかもしれない。

 よし!

 と、思ったんですが
「秘密」って、最初に交通事故で人がわっさりと死ぬんですよね……

うーーーーーん……

-追記-

 サウンドトラックの事書くのまったく忘れてました。

 古川日出男さんのサウンドトラックです。
 4時間以上読んでも100ページに到達しない緻密さ。
 手の抜いていない、こちらも気を抜けない流麗で美麗で瀟洒な描写の連続。
 面白い。
 13は読み切れなかったけれど、こちらは読み切れるかも。

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