fra-foa 三上ちさ子 CD トイズファクトリー 2000/11/01 ¥1,050

 テレビでこの曲のプロモーションビデオが流れていたのは、今から三年も前。
 丁度、自身が一番へこんでいる時期だったので、なんだかテレビの前で号泣していました。

 クリーントーンのギターに合わせて静かに始まる三上ちさ子さんの声。
 そのあと徐々に盛り上がる伴奏と、声量溢れる悲痛にすら聞こえる歌声に、打ちのめされました。
 次の日自転車こぎこぎCDショップに行って購入、歌詞を読みCDをかけてまた号泣。

 決してバラードではないのだけれど、ここまで染みてくる曲はもう生涯無い気がします。

ただもし僕にも うたがうたえるなら
まだ生きてる事が 許されるなら
僕は僕のために 自分を削って燃やすよ
誰かの心に一瞬でも 響いたなら
僕はこの世界に 生まれてきて良かったんだね……?

〜中略〜

神様は 僕にこの「声」をくれた
きれいな花見られるこの「目」をくれた
「きれい」と感じられる心をくれた
それで僕はあの人に、何を返せた?

神様のくれた この体使って
生きてるこの喜びをうたうんだ
あの空の青さや 太陽の暖かさ
揺らめく木々の葉 こぼれる光

いつかは消えるのだろう
「生きている」愛しさや 悲しみやつらさまで受け止めるんだ

「詩」というもののパワーを感じました。
 この曲があったから、もしかしたら小説家なんて大それた場所を目指しているのかも知れません。
 何か響けばいい、と削り削り、必死になってるんです。

 詩って、ただ綺麗な言葉を選んでいくだけでは無いんだ、と知った曲でもあります。
 バラードじゃないのに染みて、激しいのに優しい名曲です。

http://www.fra-foa.net/

 試聴はできませんが、気になった方は是非。

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