赤ちゃんと僕 (18)
2004年5月21日 読書
ISBN:4592128281 コミック 羅川 真里茂 白泉社 1997/09 ¥410
母親を交通事故で亡くした小学生の拓也は、幼稚園児の実(みのる)をまるで母親のように世話していきながら、成長していく。
漫画と言えば幼少の頃から姉の少女漫画をかっぱらって読んでいたので、少女漫画自体には抵抗が無いんですが、この本はそういう「抵抗」云々をすっとばして面白い。
羅川さんの著作は、人間が優しくて素敵なのです。
小学生の拓也が実を母のように世話する、と上に書きましたが、葛藤が無いはずがありません。なぜ自分だけ、という葛藤と戦いながら、成長していくのです。
少女漫画は生々しいと良く言いますが、この本は別に「あくの強い」生々しさはありません。ディフォルメされているけど、伝わってくる生々しさ、というか。心理描写が繊細なのかな。
一巻、二巻あたりはまだ見えませんが、後半になるにつれて、一話一話のテーマも深く、全てに救いがあり美しいです。読むなら、一巻から一〇巻辺りまで一気に読む事をオススメします。
友情、虐待、対人関係、思春期、色々考えさせられます。
テーマが深い、と言っても小難しいわけでは無いですけどね。一人一人のキャラクタがきちんとたっていて見せ方が「巧い」ですから楽しくて、飽きませんし。
ここまでクオリティの高い本を、私は未だ他に知りません。
好きな本は? と問われれば、もしかしたら色々な小説を投げ捨ててでも「赤ちゃんと僕です」と答えるかも知れない。
14巻、18巻はもう号泣です。
母親を交通事故で亡くした小学生の拓也は、幼稚園児の実(みのる)をまるで母親のように世話していきながら、成長していく。
漫画と言えば幼少の頃から姉の少女漫画をかっぱらって読んでいたので、少女漫画自体には抵抗が無いんですが、この本はそういう「抵抗」云々をすっとばして面白い。
羅川さんの著作は、人間が優しくて素敵なのです。
小学生の拓也が実を母のように世話する、と上に書きましたが、葛藤が無いはずがありません。なぜ自分だけ、という葛藤と戦いながら、成長していくのです。
少女漫画は生々しいと良く言いますが、この本は別に「あくの強い」生々しさはありません。ディフォルメされているけど、伝わってくる生々しさ、というか。心理描写が繊細なのかな。
一巻、二巻あたりはまだ見えませんが、後半になるにつれて、一話一話のテーマも深く、全てに救いがあり美しいです。読むなら、一巻から一〇巻辺りまで一気に読む事をオススメします。
友情、虐待、対人関係、思春期、色々考えさせられます。
テーマが深い、と言っても小難しいわけでは無いですけどね。一人一人のキャラクタがきちんとたっていて見せ方が「巧い」ですから楽しくて、飽きませんし。
ここまでクオリティの高い本を、私は未だ他に知りません。
好きな本は? と問われれば、もしかしたら色々な小説を投げ捨ててでも「赤ちゃんと僕です」と答えるかも知れない。
14巻、18巻はもう号泣です。
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