人間失格

2004年5月14日 読書
ISBN:4101006059 文庫 太宰 治 新潮社 1952/10 ¥300

 ドグラマグラに進めません。

 太宰治の人間失格を初めて読んだのは、おそらく一六歳頃。
 あのときは、いまいち感じる物が少なかったけれど、今読むとなるほど傾倒する人がいるのもわかる内容。

 だめ人間ながら、現代のだめ人間とは一線を画するだめ人間ぷりが素敵でした。つまり、カリスマ性のあるだめ人間。
 人から何かすすめられる、または誘われて、それを断る事で相手を傷つけるんじゃないか、と思ってしまう。これは常に私も感じて、びくびくとしてきた事なのですが、意外とポピュラーな症状なのかも知れません。
 気持ちが軽くなる事は無いし、生き方を変えるわけでもないけれど、不思議と「人間」に親しみが湧きました。

 しかし面白い。古典が面白い。
 個人的に古典文学を読む事が「偉い」とは思わないけれど、面白くない、と言う人は信じられない。
 これは、純粋なファン心理みたいなものか。一種「古典文学」というジャンルであるし。

 で、朝になってしまったわけだけれど……
 眠い……

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