女王百年と、迷宮睡魔
2004年5月1日 読書 森博嗣さんの著書に「女王の百年密室」と「迷宮百年の睡魔」というのがあります。
この本は、なかなか面白いです。
内容は知らないんですが、なんか複雑で面白いんです。
まず、幻冬舎からハードカバーで「女王の百年密室」が出版されました。
2000年7月の事です。
そしてその約三年後の2003年6月。平均的なペースでこの本は文庫化されました。もちろん幻冬舎から。
しかしその数ヶ月後、2004年2月の事です。
なぜか「新潮社」からこの本が文庫化されました。
数日後、謎は氷解します。
2003年6月。つまり幻冬舎で「女王百年」が文庫化されたその月、続編にあたる「迷宮百年の睡魔」が「新潮社」からハードカバーで発売されていました。
これはいったいどういう事か!
シリーズを出版する権利なんてものがあるのかわかりませんが、順当にいけば、幻冬舎から出るべきシリーズです。
しかし、どういうわけか、新潮社にこのシリーズがうつったわけですね。
私はそれを知って「なるほど」と手を打ちました。シリーズでも出版社がかわるなんて、まるでトライガンみたいだ、と笑いさえしました。
だがまだ終わりません。
なんと、そのたった九ヶ月後! 幻冬舎から「迷宮百年の睡魔」が新書化されたではありませんか!
たった九ヶ月での新書落ち! しかも違う出版社から。
整理しましょう。
2000年7月→女王百年発売(幻冬舎)
2003年6月→女王百年文庫化(幻冬舎)
2003年6月→迷宮睡魔発売(新潮社)
2004年2月→女王百年文庫化(新潮社)
2004年3月→迷宮睡魔新書落ち(幻冬舎)
ちなみに、幻冬舎から漫画化されて出てたりします。
このまま行くと、2006年の5月に新潮社から文庫化されて、このシリーズは二つしか出ていないにもかかわらず六冊も存在する事に。
なんて面白い本だろう。
売れっ子作家ならではの複雑な事情なんでしょうね。
推測すると、幻冬舎から書き下ろしの依頼が来て、女王百年が完成。出版。
次に、新潮社から書き下ろしの依頼が来て、続編を書いた。
互いにこのシリーズの権利を主張しあった結果が、こうなのでは。
異常に早い「迷宮睡魔」の新書落ちから見ると、なかなか最初に書き下ろしを取り付けた幻冬舎が優勢か。
上の推測は、全部妄想ですが。
別会社から文庫化、または新刊落ちする、というのは良く聞く話なんですけどね。
バトルロワイヤルとか、リアル鬼ごっことか。
島田荘司さんが、原書房で書いている御手洗の話も講談社の新書に落ちますね。
この本は、なかなか面白いです。
内容は知らないんですが、なんか複雑で面白いんです。
まず、幻冬舎からハードカバーで「女王の百年密室」が出版されました。
2000年7月の事です。
そしてその約三年後の2003年6月。平均的なペースでこの本は文庫化されました。もちろん幻冬舎から。
しかしその数ヶ月後、2004年2月の事です。
なぜか「新潮社」からこの本が文庫化されました。
数日後、謎は氷解します。
2003年6月。つまり幻冬舎で「女王百年」が文庫化されたその月、続編にあたる「迷宮百年の睡魔」が「新潮社」からハードカバーで発売されていました。
これはいったいどういう事か!
シリーズを出版する権利なんてものがあるのかわかりませんが、順当にいけば、幻冬舎から出るべきシリーズです。
しかし、どういうわけか、新潮社にこのシリーズがうつったわけですね。
私はそれを知って「なるほど」と手を打ちました。シリーズでも出版社がかわるなんて、まるでトライガンみたいだ、と笑いさえしました。
だがまだ終わりません。
なんと、そのたった九ヶ月後! 幻冬舎から「迷宮百年の睡魔」が新書化されたではありませんか!
たった九ヶ月での新書落ち! しかも違う出版社から。
整理しましょう。
2000年7月→女王百年発売(幻冬舎)
2003年6月→女王百年文庫化(幻冬舎)
2003年6月→迷宮睡魔発売(新潮社)
2004年2月→女王百年文庫化(新潮社)
2004年3月→迷宮睡魔新書落ち(幻冬舎)
ちなみに、幻冬舎から漫画化されて出てたりします。
このまま行くと、2006年の5月に新潮社から文庫化されて、このシリーズは二つしか出ていないにもかかわらず六冊も存在する事に。
なんて面白い本だろう。
売れっ子作家ならではの複雑な事情なんでしょうね。
推測すると、幻冬舎から書き下ろしの依頼が来て、女王百年が完成。出版。
次に、新潮社から書き下ろしの依頼が来て、続編を書いた。
互いにこのシリーズの権利を主張しあった結果が、こうなのでは。
異常に早い「迷宮睡魔」の新書落ちから見ると、なかなか最初に書き下ろしを取り付けた幻冬舎が優勢か。
上の推測は、全部妄想ですが。
別会社から文庫化、または新刊落ちする、というのは良く聞く話なんですけどね。
バトルロワイヤルとか、リアル鬼ごっことか。
島田荘司さんが、原書房で書いている御手洗の話も講談社の新書に落ちますね。
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