ISBN:4048735292 単行本 貴志 祐介 角川書店 2004/04/21 ¥1,680
著者四年ぶりの新刊。
密室内で殺された、株式上場前の会社の社長。
唯一殺す機会のあった専務が逮捕されるが、彼は無実を訴える。
弁護士の純子は彼の無実を信じ、防犯ショップの店長榎本と共に捜査に乗り出す。
まさに本格ミステリ。
この本の楽しみ方は、だまされる事にあると思うのです。
1の「犯行当日」を読みながら「ここが怪しい」と端々を記憶にとどめておいてください。だまされる快感を味わえます。
トリックは結構ずるい部分もありますが(監視カメラの部分)ほかは途中で漠然と感づけたりもします。
動機は難しいけれど、推理しながら読むのも、一興です。
?が犯行から推理まで。
?が、犯行の動機を犯人の視点から追うお話。
という二部構成。この構成も、これしかない、というくらい巧いです。
ただ、著者の作品にしては、インパクトが弱い。
良質な本格ミステリではありますが。
著者四年ぶりの新刊。
密室内で殺された、株式上場前の会社の社長。
唯一殺す機会のあった専務が逮捕されるが、彼は無実を訴える。
弁護士の純子は彼の無実を信じ、防犯ショップの店長榎本と共に捜査に乗り出す。
まさに本格ミステリ。
この本の楽しみ方は、だまされる事にあると思うのです。
1の「犯行当日」を読みながら「ここが怪しい」と端々を記憶にとどめておいてください。だまされる快感を味わえます。
トリックは結構ずるい部分もありますが(監視カメラの部分)ほかは途中で漠然と感づけたりもします。
動機は難しいけれど、推理しながら読むのも、一興です。
?が犯行から推理まで。
?が、犯行の動機を犯人の視点から追うお話。
という二部構成。この構成も、これしかない、というくらい巧いです。
ただ、著者の作品にしては、インパクトが弱い。
良質な本格ミステリではありますが。
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