ヘビイチゴ・サナトリウム(ミステリフロンティア2)
2004年4月28日 読書
ISBN:4488017010 単行本 ほしお さなえ 東京創元社 2003/12 ¥1,575
みんな飛び降りて死んじゃった。なんでだろう。
中高一貫教育の女子校で、生徒が墜死した。
生徒の死に関してさまざまな噂が飛び交う中、今度は教師が墜死する。
その高校教師は、死んだ女子生徒と共に一作の小説を書き上げ、新人賞を受賞していたが、それを辞退していた。
二人の死を調べる女子生徒は、その作品が盗作だと知る。
いったい二人の死の真相は。
夢野久作の「ドグラマグラ」は、一度読むと精神に異常をきたす、なんて言われる奇書です。
わたしはこの「ヘビイチゴサナトリウム」を読んで、目眩を覚えました。
境界線が見えないというか、どこからどこまでが真実で、どこからどこまでが「騙し」なのだろう、と。
正直、いまいち理解出来ていない、というのが感想。複雑に入り組んだ構造をしているから。
最初はサスペンス風の様相を見せて、後に「密室だと気づく」なんて流れは今まで見たことがありませんでした。
そういう意味で、面白くはありますし、何か心に残ります。
この不思議な感じがたまりません。
うまく理解は出来ていないけれど、好きな本。
いつか再読したいです。
みんな飛び降りて死んじゃった。なんでだろう。
中高一貫教育の女子校で、生徒が墜死した。
生徒の死に関してさまざまな噂が飛び交う中、今度は教師が墜死する。
その高校教師は、死んだ女子生徒と共に一作の小説を書き上げ、新人賞を受賞していたが、それを辞退していた。
二人の死を調べる女子生徒は、その作品が盗作だと知る。
いったい二人の死の真相は。
夢野久作の「ドグラマグラ」は、一度読むと精神に異常をきたす、なんて言われる奇書です。
わたしはこの「ヘビイチゴサナトリウム」を読んで、目眩を覚えました。
境界線が見えないというか、どこからどこまでが真実で、どこからどこまでが「騙し」なのだろう、と。
正直、いまいち理解出来ていない、というのが感想。複雑に入り組んだ構造をしているから。
最初はサスペンス風の様相を見せて、後に「密室だと気づく」なんて流れは今まで見たことがありませんでした。
そういう意味で、面白くはありますし、何か心に残ります。
この不思議な感じがたまりません。
うまく理解は出来ていないけれど、好きな本。
いつか再読したいです。
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